当会からは、6名の会員が参加しました。
まず埼玉IBDについて説明します。
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IBDとは、炎症性腸疾患の略称です。病名としては潰瘍性大腸炎・クローン病のことを指すようです。いずれも難病指定されている疾患です。
同会は、その患者の方またはご家族が加入されている団体です。
労働者を守る会としてこうした難病患者の方との情報共有や支援ができないかということで実現しました。
まずは、出席者全員が自己紹介を行いました。
次に当会から社会保険労務士はどういった仕事をしているのかをまず説明をさせていただき、その後、埼玉IBD会の会員の方からの質問に答えるという形で進行しました。
質問の中で最も多様な意見が出たのは、会社に病気であることを告げるべきかという点でした。
潰瘍性大腸炎・クローン病は、いずれも寛解と再燃を繰り返す慢性の病気で平日の通院が必要であり、また再燃期には仕事を休まなくてはならない場合があるとのことです。皆さん非常に悩んでおられる様子でした。
実はこの問題、当会の会員の中でも意見は分かれました。
もし告げた場合、勤務している会社の規模によっても対応は異なるでしょうし、中小企業であれば社長の考え方次第というところもあります。
また今後の雇用環境や社会情勢によっても大きく変化する可能性もあります。
当会としても今後も積極的に情報収集をしてアドバイスしていきたいと考えています。
休憩後は、小グループに分かれての質疑応答が行われました。
少人数ということもありより具体的な質問が数多くありました。
また我々もIBDの症状や医療・就労の現状などを詳しく伺うことができ、非常に有意義な勉強会となりました。
今後も定期的に交流をしていければと思っています。
記事担当は長山でした。
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