こんにちは。ひと雨降るごとに少しずつあたたかくなってきていますね。春はもうすぐそこ(^-^)
さて、前回のブログで紹介しました「はたらきやすい職場賞」(
こちら)の栄えある第1回受賞職場が決定しました
江戸川区の写真館、スタジオタカノさんです!(
お店ホームページ)
JR小岩駅から徒歩5分です。

野店長とスタッフのみなさんです。とにかく明るい職場です。


野店長にインタビューしました

野店長のお話で印象に残っていることがたくさんありますのでご紹介します。

守る会

「まず、野店長の経営スタンスを教えてください。」
野店長

「稲盛和夫さんの『心を高める 経営を伸ばす』を肌身離さず持っています。
うまくいかないとき、困ったとき、迷ったとき、これを読むと答えが出るんです。」
守る会

「線が引いてあったり、何度も読んでいるのがとてもわかるくらいボロボロですね。」
野店長

「経営者に必要なのは
熱く燃えることですが、
それを従業員に求めちゃダメです。
誰にも負けない努力をしなきゃいけないのは経営者なんです!!」
守る会

「よく従業員にも求めてしまう社長がいますね・・・設立当初からそのようなスタンスで?」
野店長

「いえいえ、昔は自分だけがよければいいという考えだったんです。でも、それでうまくいかなかったり、とてもダメな時期があって、変えたんです。 独立して最初にカメラマンの先輩に言われたのが、「君はカメラマンに向いていないよ」。散々なことを言われましたね・・・」
守る会

「“自分が変わろう”というのは素晴らしいです!」
「はたらきやすい職場賞」は、労働者を守る会会員で議論して総合的に判断して認定しますが、スタジオタカノさん受賞のポイント1つ目はこちら。
野店長の経営スタンスがはっきりしていて、スタッフにも浸透している点野店長

「リーダーの色とか考えをみんなに見せてわかってもらう。
ビジョンとか目的とかちゃんと伝えることが必要だと思うんです。それでついてきてくれる職場にすること。それでみんながよくなればいいと思っています。
『みんながよくなる』これがモットーです!!そのためには、リーダーはみんなの悩みも知っていないといけないですね。」
10周年だそうです!おめでとうございます!

受賞のポイント2つ目は、
従業員のモチベーション野店長「私はゴルフでもただ楽しければよいというタイプじゃなくて、目標とかないと楽しめないんです。仕事でも売り上げ目標に向かってがんばる、それについてきてくれることですね。
楽しいだけじゃなくて、がんばるところはがんばる。」
ここで、昨年8月からアシスタントをしている、かすがっぺさんにインタビュー

かすがっぺさん

「元々は栄養士です。前職は、社員食堂の事務をしていました。でも、毎日同じ事の繰り返しで、目標とかなくて・・・」
守る会

「写真の学校に通われていたとか?」
かすがっぺさん

「カメラマンになる学校とか全然通っていないです(笑。趣味がコスプレで、写真を撮ってもらう側だったんですが、友達を撮っていたら写真を撮ることにはまってしまって。」
守る会

「そこでタカノさんに応募をした?」
かすがっぺさん

「成人式の時にスタジオタカノで撮影したんです。成人式の日、大雪で足袋とかビショビショでほんとスタジオに着くのも大変でした。でも、着いたら「きれいな足袋に履き替えて」とかすごくよくしてもらって、ここで仕事がしたいと思ったんです!!昨年カメラマン・フォトグラファー募集のときに応募しました。」
守る会

「野店長は優しいですか?」
かすがっぺさん

「店長には厳しく言われます。でも、厳しく言ってもらった方がいいし、教えてもらうことがありがたいなと。できないことをがんばる楽しさとか。」
野店長

「言われて凹んでるよね、よく(笑」
かすがっぺさん

「
店長は従業員のモチベーションを上げるのが上手なんです。」
野店長

「いや、うちの奥さんに、「あなたはやる気無くす言い方をする」とかよく言われるよ(汗」
かすがっぺさん、これからも凹みながらもがんばってください!!受賞ポイント3つ目は、
採用で間違っていないこと野店長

「楽しい職場ってどういう職場かっていうと、まずは、その
職場に馴染めるかどうかだと思うんです。」
守る会

「どのような方を採用していますか?」
野店長

「やっぱり
職場に馴染めるかどうかですね。そして、
人として正しい人!!あと、前の会社の辞め方も大事ですよね。SNSはチェックしますね、当然。あ・・・こういうこと書き込んでるんだ・・・とか見ておかないと。もちろんこういう仕事なんで技術も必要ですね。美容師さんも採用するんですが、髪を切るのができても、髪をアップにはできないとかじゃダメだし。」
守る会

「採用基準とかありますか?」
野店長

「感覚で採用するのではなくて、スコアカードというものを作っていまして、それに当てはまった人しか採らないです。スコアカードというのは、採用の条件です。どんな人を採用するかきちんと決めておかないといけませんね。お互いにちょっと違うなという所があると、採用後もそこは縮まらないんです。だから、そういうのがちょっとでもあったら採用できないです。」
守る会

「技術だけで採否を決めないのですね。」
野店長

「カメラマン・フォトグラファーはオーケストラの指揮者なんです。一部分だけわかっていてもできない。美容師さんも着付けも着物の事も撮る人のことも全部わかっていないとダメなんです。だから、人として正しくないとダメ。」
守る会

「写真を拝見すると、スタッフのみなさんとても仲良しですね。」
野店長

「写真は人のためなんですよね、親や祖父母を喜ばすためでもあるんです。だからうちのスタッフは
人に喜んでもらうことが好きな人たちなんです。それで、それをスタッフの間でもやっているんです。
スタッフ同士喜ばせたいという気持ちでいるんです。」
スタッフのサプライズバースデー


スタジオタカノ様にはNPO法人労働者を守る会より「はたらきやすい職場賞」認定ロゴマークをお送りします!!
このたびはお忙しいところお時間を割いていただきましてありがとうございました。
みなさんのまわりにも「はたらきやすい職場」がありますか? あるいは今まさにお勤めの職場が「はたらきやすい職場」でしょうか? 業種は問いません。ぜひお知らせください。労働者を守る会の会員がインタビューにうかがいます!
NPO法人労働者を守る会ホームページ労働者を守る会