私は労働審判はおろか、裁判所へ行くのも初めてです。
とりあえずネットで労働審判の基本的な知識を入れて参加しました。
(今回、事前情報、あまり役に立ちませんでしたが)
まず、入口での手荷物検査にびっくり。
しかも空港の保安検査と同じ、X線検査と金属探知です。
ずいぶん厳重だとは思いましたが、
過去に裁判所で刃傷沙汰、起きていたんですね。
さて、裁判と違って労働審判は原則非公開。
我々は、控室で事のなりゆきを見守っていました。
労働審判へは、申立人が一人で挑まなければなりません。
(弁護士であれば同席可能だそうです)
しかも、最初に双方の顔合わせがあります。
労働審判を申し立てるほどの出来事があったわけです。
相手方の顔はもう見たくもない…ということがほとんどでしょう。
申立人としては、労働審判を申し立てるだけでも勇気が必要なのに、
審判に進んだ後もハードルが高い!(なんとかならないんですかね…)
でも、分からないこと、確認点があれば、
途中退席し控室に戻り、相談することができるそうです。
控室で終わるのを待つだけかと思っていましたが、
申立人をサポートできるということは知りませんでした!!
実際、先生方は申立人から状況を聞き、
次にどうすればよいか、を的確にアドバイスしていました。
そしてやり取りを繰り返すうちに、条件面も整い、無事に和解成立となりました。
労働審判では、弁護士でなければ代理人も同席もできないけれど、
こうやって、裏方としてサポートができる。
その現場を、目の前で体験することができた。
今後の自分の進む道を考える上での、良い参考になりました。
まさに百聞は一見に如かず。ですね。
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