2015年06月07日

本人尋問

こんにちはexclamation裁判傍聴チームの柏木です。
西日本各地が梅雨入り雨とのこと。じめっとする季節が今年もまたやってきましたね。

さて裁判傍聴チームでは労働問題のみにとらわれることなく定期的に裁判を傍聴しています。
今回は昨年来傍聴を続けている特定秘密保護法違憲訴訟第6回公判を傍聴しに東京地方裁判所に行ってきました。

今回の日程は「本人尋問」のために組まれたものです。
「尋問」というとものものしいかんじですが、この裁判を訴え出た本人にそもそもなぜこの裁判を起こしたのか、ということを質問にこたえる形で言わば意見表明をしてもらう場です。

とは言えそこは裁判ですので思いつくままになんでもかんでも言っていいわけではなく、まして嘘や架空の話をするなど論外です。尋問の前には裁判官も傍聴人も全員起立する中で真実だけを述べるという宣誓をします。

尋問そのものは訴えた側(原告)の弁護士さんが本人に質問する主尋問、訴えられた側(被告)の弁護士さんが本人に質問する反対尋問で進行しますがこの日は反対尋問は行われませんでした。
この本人尋問が終わると結審(双方の主張が出尽くした判決の直前の公判)がぐっと近づきます。
さて、判決はどうなるでしょうか・・・・・。

まったくの余談ですが、この裁判に興味を持たれた比較的有名な現職の国会議員の方も傍聴に来ていました。話しかけてみたかったけど勇気が出なかった小心者のワタクシめでした。おあとがよろしいようで。

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2014年11月25日

労働委員会の審問を傍聴しました

こんにちはわーい(嬉しい顔)裁判傍聴チームの柏木です。朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね雪北海道ではすでに雪が降り始めているようです。みなさんお加減いかがですか。

さて、今回はちょっと趣向を変えて、「労働委員会」を裁判傍聴チームのメンバーと傍聴しに行ってきましたのでご紹介しますexclamation

おっと、いきなり聞きなれないことば! 「労働委員会」とは?

労働委員会とは(東京都の場合)、労働組合と会社の間に生じたもめごと(集団的労働紛争、集団的労働問題と言ったりします)を解決するために設けられた組織で、今回は、先の大震災後、原子力発電所の復旧業務に下請けの従業員として従事したところ、いろいろな経緯で解雇となってしまった方が、労働組合を通じてそもそもおおもと(元請け)の東京電力に誠実に交渉に参加してもらいたい、と労働委員会に申し出た事案を傍聴しました。

裁判よりもおもしろいです! 

なにしろ距離感、ライブ感が違います。

裁判所の法廷は裁判の当事者(原告・被告・裁判官・事務官)と傍聴人の間に柵があり、明確に分離されていますが、労働委員会は大きめの会議室のような部屋で行うので当事者たちのすぐ後ろに傍聴人も座ります。もちろん東京地方裁判所であるような金属探知器による持ち物検査などという無粋なものもなく、傍聴人もいきなり部屋に入れます。

そして議事進行もスリリング! 

裁判も労働委員会も双方の言い分を裁判だったら裁判官、労働委員会だったら労働委員がじっくり聞いて終局的な判断を下す仕組みは変わらず、双方から証人に順番に聞きたいことを聞く(主尋問、反対尋問)運営じたいは同じなのですが、なんと言いましょうか労働委員会のほうがしばりがゆるいのです。

双方の弁護士同士のどなり合いが何度も繰り広げられ、傍聴人も合いの手を入れたり(本当は傍聴人は発言してはいけませんよ!!)、と厳粛な裁判に比べ本音が錯綜する空間です。

裁判と同様、解決までには複数の期日を要すること、東京の場合は労働組合に加入しないとこの制度を利用できないこと等制約もありますが、このような問題解決の手段もあるのか、と学んだ秋の一日でした。

双方にとって納得感のある結末になることをお祈りします。

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2014年10月01日

労災の裁判

こんにちはわーい(嬉しい顔)裁判傍聴チームの柏木です。
労働者を守る会の会員から紹介された横浜地裁に係属中の労災保険不支給処分取消訴訟を傍聴しに行ってきましたのでご紹介します。

まずは少し法律や制度のおはなしを。

業務上こうむったけがや病気は、労災により補償を受けられます。
一方、プライベートで受けたけがや病気は、健康保険より給付を受けられます。
※自営業、無職の方には違う制度があるのですが今日はふれません。

業務上その病気になってしまったかどうかを判断するのは労働基準監督署です。
決して会社や上司ではありませんexclamation×2

よく「会社に“これは労災じゃないよ”と言われた」という相談がありますが、会社が決めるものではありません(`・ω・´)

ときに、本人は仕事が原因で病気にかかってしまったと考えて「労災保険から給付をおねがいしますよ〜」と書類を提出したところ、労働基準監督署から「いやいや、あなたのご病気は仕事が原因ではなくご自身の事情によるものではないでしょうか、ついては労災保険からは給付を行うことができません」との返答がなされることがあります。

もちろんこうした場合にも健康保険からは給付を受けられるので、行き場がなくなってどこからもなにも助けてもらえないということにはならないのですが、そうは言ってもやはり自分としては仕事が原因でこの病気を得てしまったのだ、給付を行わないという決定(不支給処分)を取り消してくださいと審査請求、さらに再審査請求をすることも可能です。

問題は、その先ですexclamation×2

審査請求、再審査請求をしても言い分を聞いてもらえなかった場合などうなるのでしょうか?

答え:当初の不支給処分を取り消してほしい、と労働基準監督署(国)を相手にした不支給処分取消訴訟を提起することになります。

先日はその取消訴訟の本人尋問を傍聴しに行ってきました。

「尋問」と言うとちょっとおじけづいてしまうかもしれませんが、法廷は非常に和やかですわーい(嬉しい顔)
裁判官から質問があるときも「あなたは〜〜〜とおっしゃっていますが、もう少しくわしく教えていただけますか」というようにおだやかな物腰で進行します。
そうは言っても長丁場の尋問です、原告は相当お疲れのようにお見受けしました。
本人尋問を最後に次回はいよいよ判決です。ご納得のいく判決を得られることをお祈りするばかりです。

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2014年09月19日

妊娠を理由に降格

一昨日の東京地裁に引き続き、昨日は最高裁で傍聴してきました、裁判傍聴チームの須田です。

この裁判は、広島市の病院に勤務する理学療法士が、妊娠を理由に副主任をはずされ、男女雇用機会均等法違反として広島中央保健協同組合に損害賠償を求めた裁判です。

ネットのニュースの記事にもなっているから「妊娠を理由に降格 最高裁」などで検索してみてね。

本人の意見書が読み上げられ、こんな内容でした。

勤続10年で責任を持って仕事をしてきた。
妊娠中に副主任になり問題なく勤務していたが、副主任になった10日目に電話で上司から突然降格を告げられた。
主張したけれども、「お腹の子のことを考えて」とか「小さな職場なので副主任はいらない」などと言われた。
降格に伴い副主任手当がなくなったことは不利益な取り扱いであり、これは男女雇用機会均等法に違反する。
やる気もさがってしまう。
「よくあることだしみんな我慢してきた」とも言われ、これでは妊娠した女性が安心して働くのは困難である。
裁判を通じて、他にも同じように困っている女性が大勢いることを知り、私だけの問題ではないと思った。
安心して産み育てられる社会にしなければならないと思う。

おっしゃる通りだと思いました!

そして会社側の陳述が始まり、冒頭から、

棄却されるべきものだが棄却されなかったのでやります。上告されたのでやりますが棄却してほしい。

お気持ち、わかりやすく伝えてくれてありがとう(;・∀・)

さて、内容は。

人事の裁量権が制限されるべきではない。
本人の合意の上。
不利益な取り扱いをした事実はない。
産休育休の申し出に対して不利益な取り扱いをする理由がない。


(ーー゛)(ーー゛)(ーー゛)


私が思ったこと。

人事の裁量権ってのは当然あるけど、なんでもありってわけじゃないでしょう・・・
本人の合意って・・・合意があったならご本人も訴えていませんから(;・∀・)
不利益な取り扱いをした事実がなければ問題になっていませんけど(ーー゛)
不利益な取り扱いをする理由がなければ降格しなきゃいいじゃん。

なんだか議論が噛み合わない気持ち悪さを残しつつ、判決の言い渡し日時が告げられ閉廷。

判決の言い渡しは、平成26年10月23日午後3時です。

妊娠を理由に不利益な取り扱いをされている、された方は、労働者を守る会にご相談ください。

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2014年09月18日

裁判傍聴リベンジ

こんにちはわーい(嬉しい顔)裁判傍聴チームの柏木です。朝晩の涼しさに秋の到来を感じますね。みなさんはいかがお過ごしですか。

さて、6月30日にご紹介しました裁判の第2回公判を傍聴してきましたのでご紹介します。

前回は傍聴券交付の抽選があるということを知らなかったばかりにまさかの選外の辛酸をなめた経験から今回は東京地方裁判所のロビーでしっかりと抽選券配布の有無をチェックします手(チョキ)

開廷時刻の20分前に所定の場所に並んだ人に抽選券を配り、締め切り後職員の方がパソコンを使って抽選とのこと。
さっそく並びますダッシュ(走り出すさま)
列の二番目に並んだ傍聴チームのメンバーが抽選券0000002、次の私が0000003と非常にわかりやすい番号順です。
画像に撮って思い出にしようとしたところ「撮影はご遠慮下さいどんっ(衝撃)と職員の方から口頭指導を受けてしまいましたたらーっ(汗)

裁判所では撮影禁止ですexclamation×2

開廷15分前、「無抽選です」との発表があり、全員が抽選券(白い紙)を傍聴券(緑色の紙)に引き換えます。
前回落選者多数だったためか座席数が多い法廷を使うようです。

法廷に移動し時間まで待ちます。
時間ちょうどに裁判官が3名、専用の扉から現れ開廷。

印象的だったのは裁判官の人称が「私ども」だったこと(^_^;)
やー、別にそこは「私たち」くらいでいいのでは(^_^;) 

そんな超なごやかな雰囲気のまま、淡々と進み、いったいなにをはなしているんだろう、と考えはじめたころに、
「それでは次回の日程ですが・・・・」
と裁判長が切り出し、正味15分で終了(;・∀・)

抽選券配布を待っている時間のほうが長かったような(;´∀`)

民事裁判は審理時間短縮のため、双方あらかじめ書類を提出しあっているので単なる観客である傍聴人にはあらかじめ内容を教えてもらっていないかぎりその場で内容を把握することはほぼ不可能と思われます。

【おしらせ】
裁判傍聴チームでは9月30日月曜日10時30分より横浜地方裁判所で行われる労働裁判の傍聴を予定しています。ご興味あります方はコメント、あるいはメールをくだされば詳細をご案内いたします。裁判は必ず平日の日中に行われます。土日に開廷される裁判を傍聴しようとお考えの方がいらっしゃいましたらご注意!


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