2015年03月27日

録音するということ

パワハラの相談が多いです。
その際必ずアドバイスするのが

録音してください

もちろん、証拠という意味があるのですが、録音しているということで、

気持ちが強くなれます

録音しているから大丈夫手(グー)録音という武器があるパンチ

そう思えるんです。

守る会の裁判傍聴チームが傍聴した、労働裁判の証人尋問では、パワハラ面談の録音をテープ起こししたものが読み上げられました。

「お前、会社に逆らったらどうなるかわかってんだろうな」「会社をなめんなよ」なんていう恥ずかしいセリフが読み上げられたので、

パワハラ上司赤面(//∇//)
傍聴席から失笑(^_^;)

パワハラ上司「言っていません」→「言っていないと思います」「記憶にございません」

録音は証拠として以外にもこのような効果があるということを知っているだけで、気持ちを強く持てるのですパンチ

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労働者を守る会

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2014年12月27日

辞める前に相談してほしいです

職場でパワハラにあって、いじめにあって、辛いから辞めてしまった。

辛いお気持ち、すごくわかりますexclamation×2

でも、辞める前に相談して欲しいんですもうやだ〜(悲しい顔)

辞めてから闘おうと思っても、できない、もしくは非常に難しいこともあるんです。
辞める前ならできたのにということが。

残った同僚のために、職場環境を良くしたいというお気持ちもとても良くわかります。

でも、辞めてしまったらもう会社の関係者じゃないんです。

例えば、辞めてからでも未払賃金の請求はできます。
支払われるべきものが支払われていないなら、今からでも時効が来ていなければ請求できます。

でも、辞めたあとに有給休暇を使いたいといっても、在職していないので「休む」という概念がないから無理です。

就業規則を見せてほしいと言っても、辞めてしまった人は会社の関係者じゃないので見せられません。
労基署にお願いしても「辞めてしまった人には見せる義務はありません」です。

だから、なにか会社にアクションを起こそうと考えているのであれば、辞めてしまう前に、辞めてからでもできるかどうか相談してくださいもうやだ〜(悲しい顔)

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2013年09月27日

問題は複数あるのが普通です

「パワハラの相談で」と相談を受けているうちに、賃金未払の問題があることがわかった。
「退職勧奨の相談で」と相談を受けているうちに、パワハラも労災もあることがわかった。

こんなふうに、一つ問題が起きた会社は複数の問題があることがほとんど。

「労災とパワハラと賃金と、とにかく職場のいろんなところがおかしいんです」というご相談も多いです。

問題が起きる会社は、「とにかくいろんなところがおかしい」だいたいこれなんじゃないかなと思う。
一つだけがおかしいなんてないんです。だいたい、おかしいところだらけなんです。

じゃあ、労基署に「とにかくいろんなところがおかしいんです」と相談に行ったからといってすぐに指導に入ってくれるかというと、その可能性はほぼゼロでしょう。

まず、どこがどの法律に違反しているのかを整理しないといけません。
違法の箇所によって担当機関が違うこともあります。
この部分は労基署で、あっちの部分は労働局でというふうに。

そんなのどの法律なのかわからないよ〜もうやだ〜(悲しい顔)
どの部分って言われても、全ておかしいんだから何がどの部分かわからないよ〜もうやだ〜(悲しい顔)

というのが普通です。

それを整理するのが、我々の仕事なんです!!

お話をよーく伺い、問題点はどことどこで、どの法律に違反しているか。
この部分は解決しやすいけど、あっちの部分は難しいとか。
こっちを先に攻めて、そのあとあっちにしようとか作戦を立てたり。

整理してからそれぞれの担当機関に持っていかないと対応してもらえませんし、解決できません。

まずは、問題点を整理するところから始めましょう。

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2012年11月22日

争うか争わないか

労働問題で会社と争うか争わないか。
別の言い方をすれば、闘うか闘わないか。

それは、ご本人が決めることです。

「辛い気持ちを聴いてもらってすっきりしました」という方もいれば、「悪は絶対に許さない!正義のために闘う!」という方もいます。

どちらも間違いではありません。

けれども、自分が望んでいないのに闘うのは解決してもすっきりしませんし、闘いたいのに「そんな会社とは縁を切って次のステップに行きましょう」と言われたら、相談したのにがっかりですもうやだ〜(悲しい顔)


労働問題の専門家である我々としては、争う場合でも争わない場合でも解決できるようにアドバイスすることが最も大事なことです。

しかしexclamation×2

争う場合の専門家と争わない場合の専門家は違います。

争う場合なら、弁護士など。
争わない場合なら、カウンセラーやキャリアコンサルタントなど。
この中間なら、和解を解決の目的にする社会保険労務士。

じゃあ、自分は一体どこに相談に行けばいいのだろう?

方向性が決まっていない時に、争う専門家、争わない専門家に行くと「どうも違うなあ〜」ということになる可能性も。

だから、ちょっと待って手(パー)

まずは方向性を決めましょう。
どこを目的にするか。
どんな作戦で行くと解決できるか。

それは、問題の内容や会社の体質によって異なります。

どんな問題ならこうとか、こんな会社ならこうとか、表にでもできたらいいのですが、こればかりはケースバイケースです。
経験から得た勘のような猫

社長の一言、社内の雰囲気、業種、職種、勤務年数、家族構成、地域・・・いろいろなことをお聞きしながら、勘が働くという感じですね。

労働者を守る会は、争う場合でも争わない場合でも、経験者からの話をお伝えできますし、どちらの場合でもサポートできる体制を整えています。

争えば解決するというものでもないし、争わないから次のステップに進めるというわけでもありません。

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2012年03月15日

労働問題で勝つには自分でも勉強を!

「いつでも相談してください」と言っている優しい(?)私ですが、今日はちょっと厳しい意見を書きます。

労働問題が非常に多いので、最近はネットで検索しても情報がたくさん出てきますね。
パワハラをされたらどうすればいいか、解雇されたら、お給料が払われなかったら・・・などなど。

ネットで調べて、相談して、行動しようという流れの方が多いと思います。
ところが、相談までのハードルはそれほどに高くはないので足を運ばれる方も多いですが、そのあとの「行動」となると、なかなか踏み切れない人が多いと思います。

それは、相談までは受け身だったのが、行動となると自分でやらなければならないことが多いからです。
あっせんや裁判をやるにしても、ある程度は自分で勉強しなければならないのです。
いえ、ある程度どころか、勝つにはかなり勉強が必要ですペン

もちろん、弁護士や社会保険労務士などの専門家にお願いしますが、専門家が全部やってくれるわけではありません。
だって、自分がされた違法行為などを専門家に伝えるのは自分自身ですから。
どう話せばいいか、どこに着眼点を持っていけばいいか、どんな方法で闘った人が勝っているのか、過去にはどんな事例があるのか・・・いろいろ知らなければいけないことがたくさんあります。

専門家は法律に詳しいですから当然アドバイスをくれて、全力で支援してくれますが、闘うのは自分自身です。

会社相手であれば、会社はいろんな手段でガードしてきます。負けないために。
負けないために、嘘だってついてきます。
そのときに、こちらの知識がないと負けてしまいます。
大きな相手と闘うには、こちらもしっかり勉強して、相手を追い込めなければいけません。

会社という大きな相手を追い込めた人たちは、みんな勝つために必死で勉強していますパンチ

ネットや本で調べたり、専門家や経験者に聞いたり、みなさんも勝つために頑張りましょうexclamation×2



労働者を守る会では、専門家や経験者による勉強会もやっていきます。
今週土曜日の無料相談会の空き時間に、勉強会もやります。

無料相談 3/17(土)14:00〜17:00 渋谷相談ルーム 

相談内容は労働に関することであれば何でもかまいません。

空き時間に実施する勉強会のテーマは「パワハラで訴える」です。
どのような準備が必要か、どんな流れになるのかなどなど。
会員の方は、相談ボランティアも兼ねていただきます(^_^)

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posted by 労働者を守る会 at 17:34| 闘い方