2019年03月03日

解雇無効裁判の口頭弁論傍聴しました

2月22日、東京地裁で口頭弁論を傍聴してきました。
事件の内容は、30年以上務めた職人さんが筋ジスに罹患し、会社は安全を確保できない事を理由に即時解雇した事件です。解雇無効で争っています。

今回の争点は、原告の病(筋緊張性ジストロフィー)によって、業務に支障をきたしていたのかです。
被告側は、「自宅で躓いて怪我をした」「自宅で転倒して頭部にこぶができた」など、業務と全く関係のない理由まで解雇理由証明書に挙げ、主治医に病状を確認することなく解雇しています。

今回は第1回目なので形式的な流れで進行し、時間にすると15分。
いくつかの法廷用語が飛び交い、原告側と被告側が提出した書面(訴状・答弁書・証拠説明書などの主張書面)について、その記載内容を読み上げたことにします・・・という一連の儀式が行われました。
理屈上ではきちんと口頭で主張を述べたという建前を維持して、時間を短縮するためだそうです(実際、裁判官はとても早口でした)。
裁判後、原告側弁護士がとても丁寧に説明してくださいました。
何度か耳にした法廷用語「しかるべく」は、同意しますの意味だそうですよ。
初めての民事訴訟傍聴でした。

東京地裁に行ったので、刑事裁判の傍聴もしてきました。
同意殺人(刑法202条後段)の事案でした。
夫が、妻から自身の殺害を頼まれ、妻が多量の睡眠薬(ハルシオン100錠、レンドルミン300錠)を服用し昏睡状態になったところで、夫がナイフで妻の頸部を2回刺したというもの。
夫も同時に自殺を試みるが、未遂に終わっている。
本件においては、睡眠薬が既に致死量に達し死亡していれば、ナイフで刺した行為が死亡の原因になったという因果関係が遮断されるため、被告は無罪となる→自殺か。
検察は薬物が死亡の因果関係がないことを立証するため鑑定を行っているが、時間がかかり過ぎており、弁護団と鑑定結果の時間を巡って激しい応酬があった。
検察は同意殺人は難しいと考えているため、訴因変更を申し立ている様子。
・・・・何とも重い事件で辛い気持ちになりました。

記事担当は岡本でした。

NPO法人労働者を守る会ホームページ

労働者を守る会

posted by 労働者を守る会 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判傍聴チーム
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