2018年01月30日

勉強会「日本で働く外国人に何でも聞いてみよう!」

1月の勉強会は銀座のセミナールームで「日本で働く外国人に何でも聞いてみよう!」というテーマで開催しました。
ベトナム人のエミちゃん(本名 グェン チャック フアン さん)をお招きし、座談会形式でアットホームに質問大会ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

エミちゃんは現在、社労士法人にお勤めということもあり、社会保険や労働については詳しいので話も弾みましたわーい(嬉しい顔)

ゆる〜くベトナムの食べ物の話から、日本で働く外国人の深刻な労働問題などたくさん質問にこたえていただきました。

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バイク多すぎ(^_^;)3人4人乗りもするらしい(^_^;)

「日本に来て困ったことは?」
「最初山梨にいたので、寒さが本当に辛かったです。ベトナムは年中35℃以上ある日本の真夏なので」

「ベトナムと違うなあと感じた文化は?」
「日本では横断歩道を渡らないと車にひかれて死ぬということです(^_^;)ベトナムは車がとまってくれるので(^_^;)」

「ベトナム料理って辛いけど子供も辛いの大丈夫なの?」
「学校のおやつの時間に辛いのが出てそれが人気だから子供も辛いの食べますね」

など文化の話も盛り上がりました。
(生卵を食べるのは日本だけらしい・・・新月

そして、深刻な労働問題のお話は大変勉強になりました。

日本に来るのに国でたくさん借金をしているんです、飛行機代とか。
そして日本に来て日本語学校の学費もとても高い。日本は食事も家賃もとても高いので、たくさん働かないと払えないし借金も返せないんです。
留学生はビザの関係で労働時間に制限があるけど、そんな労働時間じゃ借金は返せません。
でもオーバーすると就労ビザが得られない(審査でチェックが入る)。
それでベトナムに帰ると、ベトナムで働いても賃金が安いから借金が返せない。
東京は家賃が高くて、狭い部屋に二段ベッドを置いて8人で生活して家賃が3万円とか。
劣悪な労働環境でベトナムに帰ってしまう人もいるけど、借金を返すためにはどんな環境でも仕事を辞められないし相談もできない人も多いんです。

なるほど・・・

高い学費を支払って日本語学校を卒業すると、今度また別の専門学校を勧められたりもするらしいです。
資格のひよこ食いと似ているなあ・・・

悪い団体や違法なことをしている集団もあるけれど、それに引っかからないようにするには正確な情報を自分で得ること。
また、目的なく日本に来るのではなく、どこでも通用するようなスキルを身につけるために来るというきちんとした目的を持たないといけないということ。

まだ20代で若いのにしっかりしています!!

「言葉の壁や、行ったことのない国に行くことに不安はなかったの?」
「不安より、知りたい見てみたいという気持ちの方が大きかったです。言葉は、まあなんとかなります、毎日日本人とたくさんお話して1年くらいで大丈夫になりました」

一歩踏み出せない人に聞かせたい!

日本人はマナーをとても重視しますね。相手に失礼にならないかということをすごく考える。ベトナムは先にあまり考えず、失礼なことをしてしまったら謝る。それでまた仲良くなる。それがとても大きな違いだと思います。あまり気にしない国民性かな(´∀`)

とっても前向きでしっかりしていて明るいエミちゃんに元気をもらいました、ありがとうございましたわーい(嬉しい顔)

NPO法人労働者を守る会ホームページ

労働者を守る会

posted by 労働者を守る会 at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強会
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