2014年09月19日

妊娠を理由に降格

一昨日の東京地裁に引き続き、昨日は最高裁で傍聴してきました、裁判傍聴チームの須田です。

この裁判は、広島市の病院に勤務する理学療法士が、妊娠を理由に副主任をはずされ、男女雇用機会均等法違反として広島中央保健協同組合に損害賠償を求めた裁判です。

ネットのニュースの記事にもなっているから「妊娠を理由に降格 最高裁」などで検索してみてね。

本人の意見書が読み上げられ、こんな内容でした。

勤続10年で責任を持って仕事をしてきた。
妊娠中に副主任になり問題なく勤務していたが、副主任になった10日目に電話で上司から突然降格を告げられた。
主張したけれども、「お腹の子のことを考えて」とか「小さな職場なので副主任はいらない」などと言われた。
降格に伴い副主任手当がなくなったことは不利益な取り扱いであり、これは男女雇用機会均等法に違反する。
やる気もさがってしまう。
「よくあることだしみんな我慢してきた」とも言われ、これでは妊娠した女性が安心して働くのは困難である。
裁判を通じて、他にも同じように困っている女性が大勢いることを知り、私だけの問題ではないと思った。
安心して産み育てられる社会にしなければならないと思う。

おっしゃる通りだと思いました!

そして会社側の陳述が始まり、冒頭から、

棄却されるべきものだが棄却されなかったのでやります。上告されたのでやりますが棄却してほしい。

お気持ち、わかりやすく伝えてくれてありがとう(;・∀・)

さて、内容は。

人事の裁量権が制限されるべきではない。
本人の合意の上。
不利益な取り扱いをした事実はない。
産休育休の申し出に対して不利益な取り扱いをする理由がない。


(ーー゛)(ーー゛)(ーー゛)


私が思ったこと。

人事の裁量権ってのは当然あるけど、なんでもありってわけじゃないでしょう・・・
本人の合意って・・・合意があったならご本人も訴えていませんから(;・∀・)
不利益な取り扱いをした事実がなければ問題になっていませんけど(ーー゛)
不利益な取り扱いをする理由がなければ降格しなきゃいいじゃん。

なんだか議論が噛み合わない気持ち悪さを残しつつ、判決の言い渡し日時が告げられ閉廷。

判決の言い渡しは、平成26年10月23日午後3時です。

妊娠を理由に不利益な取り扱いをされている、された方は、労働者を守る会にご相談ください。

NPO法人労働者を守る会ホームページ

労働者を守る会


posted by 労働者を守る会 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 裁判傍聴チーム
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