2020年02月16日

2月の大阪相談会

今回は前半が相談会、後半が勉強会でした。

相談会では、相談者の方のお話を参加者9名でお聞きし、それぞれ意見を出し合いました。
守る会の相談会は、一対一ではなく複数名で相談対応をするので、相談員も他の人の意見を聞くことで勉強になります。

勉強会は裁判傍聴チームの労働審判の報告でした。
先月のこちらの労働審判です→労働審判を体験

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相談会の後はたこ焼き食べ放題!!

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2月29日は音楽祭、3月21日は相談バーですバー

会員以外の方もお気軽にご参加くださいわーい(嬉しい顔)

NPO法人労働者を守る会ホームページ

労働者を守る会

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2020年02月05日

労働審判を体験

去る1/30、千葉地裁へ労働審判の見学へいってきました。

私は労働審判はおろか、裁判所へ行くのも初めてです。
とりあえずネットで労働審判の基本的な知識を入れて参加しました。
(今回、事前情報、あまり役に立ちませんでしたが)

まず、入口での手荷物検査にびっくり。
しかも空港の保安検査と同じ、X線検査と金属探知です。
ずいぶん厳重だとは思いましたが、
過去に裁判所で刃傷沙汰、起きていたんですね。


さて、裁判と違って労働審判は原則非公開。
我々は、控室で事のなりゆきを見守っていました。

労働審判へは、申立人が一人で挑まなければなりません。
(弁護士であれば同席可能だそうです)
しかも、最初に双方の顔合わせがあります。
労働審判を申し立てるほどの出来事があったわけです。
相手方の顔はもう見たくもない…ということがほとんどでしょう。

申立人としては、労働審判を申し立てるだけでも勇気が必要なのに、
審判に進んだ後もハードルが高い!(なんとかならないんですかね…)

でも、分からないこと、確認点があれば、
途中退席し控室に戻り、相談することができるそうです。
控室で終わるのを待つだけかと思っていましたが、
申立人をサポートできるということは知りませんでした!!

実際、先生方は申立人から状況を聞き、
次にどうすればよいか、を的確にアドバイスしていました。
そしてやり取りを繰り返すうちに、条件面も整い、無事に和解成立となりました。

労働審判では、弁護士でなければ代理人も同席もできないけれど、
こうやって、裏方としてサポートができる。
その現場を、目の前で体験することができた。

今後の自分の進む道を考える上での、良い参考になりました。
まさに百聞は一見に如かず。ですね。

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2020年02月04日

1月の東京勉強会「労災隠しは犯罪です!過労疾患代行実務」

1月の東京勉強会は「労災かくしは犯罪です!過労疾患労災請求代行実務」でした。

社会保険労務士の村山浩朗先生に大阪からきていただき労災保険請求の代行実務についてお話ししていただきました。

労災保険請求については請求書類の作成をして少額の報酬を受け取ることはあってもそれ以上の取り組みはなかなかできていないという報告が勉強会の冒頭で会員からありました。
講義の中で村山先生から報酬がいくらなのかしっかりと説明した上で契約書を締結して受任することが大切だとの話がありました。
依頼をすることでこれだけのお金を払うということが理解されてしっかりと仕事をしてもらえるという信頼関係をつくることで依頼者が安心できるとのことでした。

仕事をする上でお金を嫌ってはいけない。お金を好きになることで仕事が大好きになる。
仕事として責任を持ってお受けするのですからお金(正当な金額の報酬)をきちんといただくことが当たり前なんだ、ということが腹にストンと落ちる講義でした。

また、被保険者の資格確認の請求の重要性を強く説明されました。
会社が労働保険・社会保険の手続きをしていなかった場合は、労働者自身が資格(取得)確認の請求をすることで2年間さかのぼって被保険者としての資格を取得できます。
雇用保険の給付や障害年金の初診日・保険料納付要件で重要な被保険者の資格。
社会保険労務士に限らず労働者からの労働相談に関わる者は被保険者資格の確認請求をいつでも忘れずにいなければならないことを改めて理解しました。

労災保険給付の請求が認められると年金給付を合わせると何百万円あるいは1千万円以上の給付が受けられることもあります。
被災された労働者やそのご家族の方のこれからの生活の礎となるのが労災保険給付です。
社会保険の専門家である社会保険労務士が責任をもって労災保険給付請求の代理人となって取り組んでいかなければならないと強く心に響く学習会でした。

請求代理人として数々の労災保険給付を実現し、被災した労働者とその家族の生活の安定に寄与し、その結果として少額ではない報酬を受け取り事業として成功されている大阪の村山先生。
大阪以外でも私たち社会保険労務士の1人ひとりがそれぞれの地域で労災保険給付請求の代理人としての活動を担っていくことの責務を実感した学習会でした。

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