2019年03月19日

3月の大阪勉強会〜男はつらい

12名参加で今回も和気あいあい楽しく意見交換しました。

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あ、こちらは終了後の懇親会です(^_^;)

大阪、兵庫、京都、岐阜、東京から参加、20〜40代、民間企業の会社員、公務員、開業社労士など地域もお仕事も経験も様々な人が集まってトークできるのはいいですね(^-^)

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参加者の方の労働相談もウェルカムで、みんなで一緒に考えます('_')
今回は労災について。

労災申請や障害年金でよく聞く話です。
周囲に「無理だよ」と言われて諦めた。

でも、決定するのは友達でも会社でも医師でもなく国ですから!!

周囲に言われて諦めるのではなく、専門家に相談してね。

周りに無理だと言われてずっと手続きをしていなかったけれど、してみたほうがいいと最近言われて相談に来ましたという方で、認定されたケースもあります。
残念ながら時効が来てしまった部分は支払われません・・・

だから早目に相談してね。

そして勉強会では、法律相談以外の事例についてもみんなで考えたり。
生活保護に詳しい参加者からお話を聞いたり。

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労働問題の周辺部分についてもとても勉強になった1日でした。

次回の大阪は、
4月20日(土)13〜16時 大阪市立総合生涯学習センター(阿倍野)第1会議室にて

毎回、初めての参加者も何人もいますのでお気軽にお申し込みください(^-^)

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ナイスなネーミングのお店で懇親会わーい(嬉しい顔)ビール

記事担当は須田でした。

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2019年03月04日

2月の大阪勉強会〜初の相談会同時開催

2月23日は大阪勉強会でした。
今回から無料労働相談会も同時開催!
相談対応のグループと事例研究のグループに分かれて進めました。
次回以降もしばらくは同時開催の予定です。

事例研究の風景
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事例研究は、法律問題から法律では解決しない相談まで様々なケースを話し合いました。
法律問題では、契約途中で一方的に契約を切られたらどのような解決方法があるかなど。
法律問題以外では、どうしても気が合わない上司とはどう接するかなど。

労働問題、いろいろありますね〜

たくさんお勉強したあとは・・・
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楽しくビールビールビール

次回の大阪勉強会は3月16日です。

記事担当は須田でした。

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2019年03月03日

解雇無効裁判の口頭弁論傍聴しました

2月22日、東京地裁で口頭弁論を傍聴してきました。
事件の内容は、30年以上務めた職人さんが筋ジスに罹患し、会社は安全を確保できない事を理由に即時解雇した事件です。解雇無効で争っています。

今回の争点は、原告の病(筋緊張性ジストロフィー)によって、業務に支障をきたしていたのかです。
被告側は、「自宅で躓いて怪我をした」「自宅で転倒して頭部にこぶができた」など、業務と全く関係のない理由まで解雇理由証明書に挙げ、主治医に病状を確認することなく解雇しています。

今回は第1回目なので形式的な流れで進行し、時間にすると15分。
いくつかの法廷用語が飛び交い、原告側と被告側が提出した書面(訴状・答弁書・証拠説明書などの主張書面)について、その記載内容を読み上げたことにします・・・という一連の儀式が行われました。
理屈上ではきちんと口頭で主張を述べたという建前を維持して、時間を短縮するためだそうです(実際、裁判官はとても早口でした)。
裁判後、原告側弁護士がとても丁寧に説明してくださいました。
何度か耳にした法廷用語「しかるべく」は、同意しますの意味だそうですよ。
初めての民事訴訟傍聴でした。

東京地裁に行ったので、刑事裁判の傍聴もしてきました。
同意殺人(刑法202条後段)の事案でした。
夫が、妻から自身の殺害を頼まれ、妻が多量の睡眠薬(ハルシオン100錠、レンドルミン300錠)を服用し昏睡状態になったところで、夫がナイフで妻の頸部を2回刺したというもの。
夫も同時に自殺を試みるが、未遂に終わっている。
本件においては、睡眠薬が既に致死量に達し死亡していれば、ナイフで刺した行為が死亡の原因になったという因果関係が遮断されるため、被告は無罪となる→自殺か。
検察は薬物が死亡の因果関係がないことを立証するため鑑定を行っているが、時間がかかり過ぎており、弁護団と鑑定結果の時間を巡って激しい応酬があった。
検察は同意殺人は難しいと考えているため、訴因変更を申し立ている様子。
・・・・何とも重い事件で辛い気持ちになりました。

記事担当は岡本でした。

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