会員で精神科医の永田さんにお話してもらいました。
参加者20名で会場狭くてごめんなさい。
うつ病の歴史から哲学的なお話、医学的なお話まで、
初めて聞くことが多く、知ってよかったです。
そうか、ドクターがうつ病と診断する基準はこれかとか。
この基準に該当しないときは(つまりうつ病ではないと判断したとき)はこうするのねとか。
適応障害は、会社に行くと症状が出る病気だと思っていたけれど、そうではないのねとか。
これ、誤解している人多い気がする(私もでしたが)。
面白い実験がありまして。
被験者に様々な作業を課して、その出来を自己評価してもらう。
結果、うつではない被験者が自分に甘い評価をしがちだったのに対して、
うつ傾向の被験者は正確な評価をしたそう。
ということは、
うつ傾向の人は現実的な判断をするのではないか!?
うつではない人はポジティブすぎる!?(゜_゜)
でも世の中、
「ポジティブになろう!!」セミナーが多すぎません?
別に、ネガティブでもよくないですか?
最近、うつ病が増えているとか言われていますが、
逆に世の中、ポジティブ病じゃないですかねえ(´-ω-`)
という永田さんのお話はとっても面白かったです

気さくな永田さんのお人柄で笑いあり(大爆笑もあり)でとても楽しく勉強できました。
そして、大人の事情で、
疾病には流行りすたりがあるということも・・・
さらに、世の中が精神疾患や最近は発達障害に関して敏感になりすぎているということも・・・
メンタルの疾患だ、発達障害だとかで早く病院に行くのもどうかなあ、
薬は毒にも依存にもなる可能性もあり。
最近の医学は、
「病気を治す」ではなく「病気と付き合う」
になってきているのに、
職場ではまだまだその考えに追いついていなくて、
病気や障害の従業員の扱いに困っている・・・
全員が完璧になんて無理、
ダメでもいいんじゃない?(^−^)
の空気が必要ですね。
というとてもいいお話でした。
永田さん、ありがとうございました。
今回も写真を撮り忘れて、誰もいない部屋の写真を・・・

記事担当は須田美貴でした。
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