2014年09月23日

「話さなくてもわかってよ」「話さないとわかんないだろ」

先週金曜日は毎月1回実施している「ほっとサロン」の日でした。

この「ほっとサロン」は、労働相談とか法律相談というよりも、仕事に関する困っていることを気軽に話してスッキリしてもらおうというイベントですわーい(嬉しい顔)

会場で使わせていただいた、根津のみのりcafeさんです。
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この日は4名で、男性3人女性は私須田1人。
話は男性と女性の考え方の違いになり・・・

男性は仕事は仕事、プライベートはプライベートと分ける生き物みたいですね。
女性は自宅開業で家事と仕事を同時に出来る人も多く(私もです)、分けるよりは同時進行の方が合っているかも。

そして、職場でなにか問題が起きると、
男性は個人の感情より、組織がうまく回ることを第一に考えるんですね(゚д゚)
女性は感情論ですハートたち(複数ハート)納得のいく説明が必要よ、とか。
だから女性の労働相談は「私の気持ちをわかってほしい」というのが多いのに対して、男性の労働相談は「組織としてこれはおかしい」というのが多いんですね〜。
なるほど・・・ペンメモメモ

男女のトラブルは職場も恋人同士も同じようでして(^_^;)
♀「話さなくても分かってよ(怒)」
♂「話さなきゃわかんないだろ(怒)」
♀「いちいち話さないとわからないの?バカ!」
♂「何も言わないで勝手に怒るのやめてくんない?しかも何年も前の話とか」
♀「何年経ってもこっちは覚えてんのよ!」

思い当たることないですかね・・・(。-∀-)

そして女性は共通の敵を作ることで一致団結しがちたらーっ(汗)←男性からすると非常に厄介らしい・・・

一家のお父さんとかね・・・
母親と娘達が一致団結してお父さんをのけものに・・・もうやだ〜(悲しい顔)

あるある( ̄ー ̄)

男性からすると、そういう敵とか、大して心が通っているわけでもないのに変な一致団結とか、めんどくさいからやめてもらえません?
のようですね(^_^;)

男性と女性はその本質は一生分かり合えないものだと思います。
歩み寄りでいくらかはリスク回避はできますが。

そんな、法律とはちょっと離れた雑談で日頃の鬱憤を晴らしてもらえればいいな〜という「ほっとサロン」ですわーい(嬉しい顔)

NPO法人労働者を守る会ホームページ

労働者を守る会

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2014年09月19日

妊娠を理由に降格

一昨日の東京地裁に引き続き、昨日は最高裁で傍聴してきました、裁判傍聴チームの須田です。

この裁判は、広島市の病院に勤務する理学療法士が、妊娠を理由に副主任をはずされ、男女雇用機会均等法違反として広島中央保健協同組合に損害賠償を求めた裁判です。

ネットのニュースの記事にもなっているから「妊娠を理由に降格 最高裁」などで検索してみてね。

本人の意見書が読み上げられ、こんな内容でした。

勤続10年で責任を持って仕事をしてきた。
妊娠中に副主任になり問題なく勤務していたが、副主任になった10日目に電話で上司から突然降格を告げられた。
主張したけれども、「お腹の子のことを考えて」とか「小さな職場なので副主任はいらない」などと言われた。
降格に伴い副主任手当がなくなったことは不利益な取り扱いであり、これは男女雇用機会均等法に違反する。
やる気もさがってしまう。
「よくあることだしみんな我慢してきた」とも言われ、これでは妊娠した女性が安心して働くのは困難である。
裁判を通じて、他にも同じように困っている女性が大勢いることを知り、私だけの問題ではないと思った。
安心して産み育てられる社会にしなければならないと思う。

おっしゃる通りだと思いました!

そして会社側の陳述が始まり、冒頭から、

棄却されるべきものだが棄却されなかったのでやります。上告されたのでやりますが棄却してほしい。

お気持ち、わかりやすく伝えてくれてありがとう(;・∀・)

さて、内容は。

人事の裁量権が制限されるべきではない。
本人の合意の上。
不利益な取り扱いをした事実はない。
産休育休の申し出に対して不利益な取り扱いをする理由がない。


(ーー゛)(ーー゛)(ーー゛)


私が思ったこと。

人事の裁量権ってのは当然あるけど、なんでもありってわけじゃないでしょう・・・
本人の合意って・・・合意があったならご本人も訴えていませんから(;・∀・)
不利益な取り扱いをした事実がなければ問題になっていませんけど(ーー゛)
不利益な取り扱いをする理由がなければ降格しなきゃいいじゃん。

なんだか議論が噛み合わない気持ち悪さを残しつつ、判決の言い渡し日時が告げられ閉廷。

判決の言い渡しは、平成26年10月23日午後3時です。

妊娠を理由に不利益な取り扱いをされている、された方は、労働者を守る会にご相談ください。

NPO法人労働者を守る会ホームページ

労働者を守る会


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2014年09月18日

裁判傍聴リベンジ

こんにちはわーい(嬉しい顔)裁判傍聴チームの柏木です。朝晩の涼しさに秋の到来を感じますね。みなさんはいかがお過ごしですか。

さて、6月30日にご紹介しました裁判の第2回公判を傍聴してきましたのでご紹介します。

前回は傍聴券交付の抽選があるということを知らなかったばかりにまさかの選外の辛酸をなめた経験から今回は東京地方裁判所のロビーでしっかりと抽選券配布の有無をチェックします手(チョキ)

開廷時刻の20分前に所定の場所に並んだ人に抽選券を配り、締め切り後職員の方がパソコンを使って抽選とのこと。
さっそく並びますダッシュ(走り出すさま)
列の二番目に並んだ傍聴チームのメンバーが抽選券0000002、次の私が0000003と非常にわかりやすい番号順です。
画像に撮って思い出にしようとしたところ「撮影はご遠慮下さいどんっ(衝撃)と職員の方から口頭指導を受けてしまいましたたらーっ(汗)

裁判所では撮影禁止ですexclamation×2

開廷15分前、「無抽選です」との発表があり、全員が抽選券(白い紙)を傍聴券(緑色の紙)に引き換えます。
前回落選者多数だったためか座席数が多い法廷を使うようです。

法廷に移動し時間まで待ちます。
時間ちょうどに裁判官が3名、専用の扉から現れ開廷。

印象的だったのは裁判官の人称が「私ども」だったこと(^_^;)
やー、別にそこは「私たち」くらいでいいのでは(^_^;) 

そんな超なごやかな雰囲気のまま、淡々と進み、いったいなにをはなしているんだろう、と考えはじめたころに、
「それでは次回の日程ですが・・・・」
と裁判長が切り出し、正味15分で終了(;・∀・)

抽選券配布を待っている時間のほうが長かったような(;´∀`)

民事裁判は審理時間短縮のため、双方あらかじめ書類を提出しあっているので単なる観客である傍聴人にはあらかじめ内容を教えてもらっていないかぎりその場で内容を把握することはほぼ不可能と思われます。

【おしらせ】
裁判傍聴チームでは9月30日月曜日10時30分より横浜地方裁判所で行われる労働裁判の傍聴を予定しています。ご興味あります方はコメント、あるいはメールをくだされば詳細をご案内いたします。裁判は必ず平日の日中に行われます。土日に開廷される裁判を傍聴しようとお考えの方がいらっしゃいましたらご注意!


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