フランチャイズ問題はコンビニに限らず、学習塾や音楽教室などでもあると聞きます。
コンビニの場合は、本部からノルマを課されたり売上の指示があるという話は聞いたことがありましたが、それ以外にも様々な問題があることを知りました。
例えば、24時間営業で防犯対策や光熱費は全て店持ち。
深夜の人件費は昼間より高いので赤字になっても、24時間営業という約束で契約をしているので夜間は店を閉めるという選択ができない。
また、ロイヤリティー(看板料)が高すぎて売上が上がっても手元に残るのはわずか。
店長なのに本部との契約ががんじがらめで自由にできない。
こんなことを書いても、多くの人は「それを知ってコンビニ経営を始めたんだろ」と言うかもしれません。
けれども、リスクについての説明を本部がきちんと店長にしていたとは思えません。
「約束通りできないなら契約終了」なのです。
都合の良い部分(ロイヤリティなど)は本部が持っていき、都合の悪い部分(人件費や光熱費)は店が負担。
消費者が求めるのであれば本部はそれをやらざるを得ない。
リスクは店がかぶる。
今日思ったこと。
消費者がブラックになってはいけないということ。
24時間営業でなければ生きていけないということもないでしょう。
よりよい暮らしや便利さを追求したり、なるべく安く手に入れたいと思うのは当然だけれども、行き過ぎてはいけないのです。
便利さを追求した結果が、過酷な労働に繋がり、ブラック企業が生まれているのだと思います。
このあたりで、日本全体が行き過ぎたサービスを提供していないか見直してみることが必要だと思いました。
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