2012年11月22日

争うか争わないか

労働問題で会社と争うか争わないか。
別の言い方をすれば、闘うか闘わないか。

それは、ご本人が決めることです。

「辛い気持ちを聴いてもらってすっきりしました」という方もいれば、「悪は絶対に許さない!正義のために闘う!」という方もいます。

どちらも間違いではありません。

けれども、自分が望んでいないのに闘うのは解決してもすっきりしませんし、闘いたいのに「そんな会社とは縁を切って次のステップに行きましょう」と言われたら、相談したのにがっかりですもうやだ〜(悲しい顔)


労働問題の専門家である我々としては、争う場合でも争わない場合でも解決できるようにアドバイスすることが最も大事なことです。

しかしexclamation×2

争う場合の専門家と争わない場合の専門家は違います。

争う場合なら、弁護士など。
争わない場合なら、カウンセラーやキャリアコンサルタントなど。
この中間なら、和解を解決の目的にする社会保険労務士。

じゃあ、自分は一体どこに相談に行けばいいのだろう?

方向性が決まっていない時に、争う専門家、争わない専門家に行くと「どうも違うなあ〜」ということになる可能性も。

だから、ちょっと待って手(パー)

まずは方向性を決めましょう。
どこを目的にするか。
どんな作戦で行くと解決できるか。

それは、問題の内容や会社の体質によって異なります。

どんな問題ならこうとか、こんな会社ならこうとか、表にでもできたらいいのですが、こればかりはケースバイケースです。
経験から得た勘のような猫

社長の一言、社内の雰囲気、業種、職種、勤務年数、家族構成、地域・・・いろいろなことをお聞きしながら、勘が働くという感じですね。

労働者を守る会は、争う場合でも争わない場合でも、経験者からの話をお伝えできますし、どちらの場合でもサポートできる体制を整えています。

争えば解決するというものでもないし、争わないから次のステップに進めるというわけでもありません。

NPO法人労働者を守る会ホームページ

労働者を守る会

posted by 労働者を守る会 at 09:19| 闘い方

2012年11月21日

希望退職者募集!そのとき

希望退職者を募る会社が続出で日本はどうなってしまうのだろうと不安な日々・・・

勤務先で希望退職者の募集が始まった方は非常に不安な日々を送っていると思います。

最近は、定年間近の年齢の方だけでなく、40代や30代の若い人も希望退職の面談に呼ばれている会社も多いです。
まさか自分の会社がexclamation×2
まさか自分がexclamation×2
とパニックにならないように、「その日」のために心の準備をしておきましょう(・・・というのもなんだか寂しい話ですが)。

1即答しないこと。
回答を迫られると返事をしてしまいがちですが、「即答できません」で通しましょう。家族、専門家などに相談しながら今後の人生を考えましょう。

2「希望者募集」が「退職勧奨」になっていないかexclamation&question
面談の内容が、退職を促すものだったり、面談の回数が多ければ、それは半強制的な退職の勧めになります。最高裁で違法との判決がありますので、内容や回数をしっかりメモしましょう。できれば録音をexclamation

3書面でもらうこと。
希望退職に応募した場合、しなかった場合のことを書面でもらってください。お給料(退職金)のこと、社宅のことなど、口約束は絶対にいけませんexclamation×2

4余計なことは喋らないこと。
質問はしたほうが良いですが、議論をしないことです。
疑問点を質問→会社側の回答→手帳にメモ。そこまででストップです手(パー)


繰り返される執拗な面談が原因で体調を崩した、適応障害を発した、面談の内容や回数が違法なのではないか、会社の回答に疑問・・・などのご相談は労働者を守る会まで

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労働者を守る会

posted by 労働者を守る会 at 10:49| 退職

2012年11月16日

録音の大切さ

先月、ある裁判に傍聴に行った。

普段から労働相談で「パワハラにあったら録音しておくかきちんとメモを残してください」と言っているのだが、この傍聴で録音の重要性を実感した。

録音の意味は、証拠を残すということであるのは言うまでもないが、その他にも出るところに出たら相手を動揺させる意味もあるのですexclamation×2

録音しているなんて知らない相手が、法廷でその自分のパワハラ音声を流されたら・・・

ビビります。

というか、恥ずかしいΣ(|||▽||| )

傍聴しているこちらは面白いですが( ̄ー ̄)


パワハラにあっている方へ。

どうすれば一番スッキリするかですが、パワハラ加害者本人をギャフンと言わすことでしょう。
それなら、法廷でパワハラ音声を流すことですよ。
もしくはテープ起こししたものを読み上げるカラオケ

パワハラ加害者も恥ずかしさでちっちゃくなりますよ(。-∀-)

やったー手(チョキ)

だから録音は必須ですexclamation×2

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労働者を守る会

posted by 労働者を守る会 at 07:07| いじめ・パワハラ

2012年11月02日

パワハラにあったら会社を辞めた方がよいか

いじめやパワハラの相談が多いです。
働きにくい職場が多いということです。

パワハラにあったら会社を辞めたいくらい辛いでしょう。
しかしこのご時勢、すぐに転職先が見つかる保証もないし、なにより辞めるのは負けたと思うし、でもこのまま働き続けると辛すぎる・・・

労働者を守る会の相談員でもいろいろな意見が出ます。
辞めた方がいい、辞めないで闘った方がいい。

答えははっきり言ってありません。

どちらが良いかはその人によります。

だから、両方のアドバイスをします。

辞めないで闘うとどうなるか、辞めるとどうなるか。
辞めずに闘った人の経験談もお話しますし、辞めた人の体験談もお話します。

辞めてもっと働きやすい職場を探すことを「負けた」と思わなくても良いです。
そんな変な会社や上司とはこっちから縁を切ってやるexclamation×2でいいと思います。

でも、闘うのなら辞めない方が勝ちやすいという結果も出ています(ケースバイケースなので絶対ではありません)。


労働者を守る会の会員は「本人が一番スッキリする解決方法」を常に考えています。
解決方法はいくつもありますが、スッキリしない解決方法を選んでしまうと、解決したのにモヤモヤが残ります。
解決に向かって行動する前に、どんな解決方法があるのか知ることが必要です。
それぞれの解決方法の専門家は違います。


死にたいくらい辛かったらすぐにお電話ください。
深夜でも電話相談を受け付けていますのでphone to
そこでちょっと落ち着いたらどの解決方法が一番良いかを考えていきましょう。

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労働者を守る会

posted by 労働者を守る会 at 05:26| いじめ・パワハラ